今井康信様のインタビュー (寝違えによる頸の痛み)
病院には行かれたのですよね。
行きました。レントゲンを撮ってもらって検査してもらいました。頸椎全体が後方に反っていると言われました。どう言う意味なのか、良くわからなかったのですが、要するに、頸の骨が通常より後ろに行ってしまっていると言う事なのかと理解しました。その頸の骨の後方への移動が痛みを生じていると・・。
「整形のドクターから、頸椎の何番がずれているとか、椎間板ヘルニアとは言われませんでしたか?」
言われませんでした。頸の骨が後ろにずれているとしか言われませんでした。
病院での治療の結果は?
痛み止めの薬をもらって帰りました。これを飲んで安静にして置くようにと。それだけでした。
それから薬を飲んで様子を見ました。しかし、少し、気持ち的に痛みが和らいだかなと言う程度で、ほとんど変化はなかったです。頸が動きませんでしたので、3日間会社を休んで寝ていました。
しかし、これ以上会社を休めません。
それで長居療法院なごみにご依頼されたわけですね。
とにかく、動かそうとすると痛みが出るので、前だけを見ている状態。仕事どころか、日常生活も出来ません。だからと言って、休んでばかりもいられません。
整骨院へ行って筋肉をほぐしてもらおうかなと思いましたが、こんな痛みのある場所をぎゅうぎゅう押されたら、返って悪化してしまうのではないかと思い行けませんでした。
それで、ネットで検索。無痛ゆらし療法で施術している、長居療法院なごみを知ったのです。掲載されている文章を読んでいると、微刺激でソフトなタッチと書かれている。頸は頭と連結している繊細な場所。強い刺激に恐怖感を覚えてましたから、軽いタッチで触れる程度と言う言葉に安心感を持ちました。
軽く触っているだけで、どうやって痛みを取るのか?不思議でしたが、動かない頸を痛みなく施術するのだから、どこかにテクニックがあるのかな
と思いました。とにかく、カイロのようにボキボキとやられるのも御免。これしかないなと思いました。
会社を休んで、家でいつまでも寝ているわけにも行きません。優しく、ソフトに施術してくれるなら、こわさもないだろうと、この無痛ゆらし療法に賭ける事にしました。
長居療法院なごみについての印象は?
お越しになった際には、器具類は何一つなくお持ちではなく、すべて、院長先生の手技のみで施術するのだなと思いました。相当、熟練された技術なのかと思いました。
施術記録を書いて、今日までの経過を報告。
先生は、「朝起きて痛くなったのなら、寝違えの可能性もあるね。」と説明してくれました。
でも、整形外科では一言も寝違えとは言いませでしたけれど。
さあ、大きなベッドに寝て施術開始。ただ、寝るのがこわかったんです。とにかく、一度寝てしまうと起きるのが大変。頸が動きませんから、両手で頭を持ち上げるようにして、後は必至に痛みを堪えて、片手で何かに掴みながらでしか起き上がれないのです。この2、3日、朝ベッドから出るのにどれだけ苦労したか。それも安静にしていたから良かったので、もし、変な施術をされて一層痛みが走ってしまったらどうしよう。もしかして、全く起き上がれなくなってしまったら・・。
先生にその懸念を話ました。
すると、先生、
「大丈夫ですよ。安心して、横になってください。」
落ち着き払って言うではありませんか。
まあ、ここへ来たら、先生に従うしかない。信頼感なしで、施術は受けられませんから。ただ、この先生なら大丈夫と言う、安心感はありました。
それで施術を受けて見てどうでしたか?
ほとんど頸が動かないわたしをどうやって施術するのか?
それが一番の興味の的!何せ、ちょっと頸を動かそうとしただけで、痛いのですから。
頸に何をするのか?
おっかなびっくりで待っていると、痛みとは全く関係のない、腰背部から施術し始めたのです。
「まず、腰背部の緊張から取り除いて行かねばなりません。身体は連結していますから。」先生は説明します。
『そう言うものですか。』わたしは心の中で呟きました。要は、この頸の痛みを取ってくれれば良いのです。
腰と背中が終わって、肩を回し始めました。肩を回しながら、片方の手で胸など身体の一部を、ソフトにタッチしておりました。一向に痛みのある頸に触れようとしません。
頸の痛みはこうして寝ているだけでも、ズキンズキンしているのです。
肩を念入りにすると、やっと痛みのある頸に手が優しく触れて来ました。その時、痛みを感じてましたが、先生の手のぬくもりがほっとする安堵感を与えてくれたのを覚えております。
それから、先生は頸をするのに、わたしの頭部側に立ちました。
「痛みはありますか?」先生は、わたしの頸の頸動脈当たりに触れて、ほんの少し頸を右に回旋しました。
「痛いです。」
即座に答えました。本当、痛い方の右側に僅かとはいえ動かされたのですから、痛みがどっと走りましたよ。
「わかりました。」
次は頸を両手で支えながら、軽くゆらし出したのです。これが、無痛ゆらし療法と言われる所以なのでしょう。
本当、ゆっくり、ゆっくりとゆらしていると言う感じ。
すると、ほとんど動かなかった頸が少しずつ、少しずつ動いて行くそんな印象を持ち始めました。
それから、軽く牽引。すると、先ほどのズキンズキンとする痛みが消えて行きました。
「先生、頸を引っ張ってもらうと楽になる。」わたしは、その時の感想を即座に言いました。
「なるほど。一つ、きっかけを見つけました。」先生は言います。
次に、先生は牽引をやめて指で、頸の筋肉をそっと滑らして行きました。柔らかく撫でているような感覚なのです。
それから、再び、牽引しながらゆらしては、一呼吸置いて、頸の筋肉を横に滑らすと言う行為を交互に10分ぐらいしてました。
「それでは、先ほどのように頸を横に向けて見ましょう。」先生は言います。
おっかなびっくり、右へ少し回旋。驚いた事に、先ほどの痛みはなかったです。右を向けたのです。
「それでは、左に。」先生は続けます。
反対の左への回旋。左も向けました。それから、痛みを確認するように、ゆっくりと、右へ左へと回して見ます。普通に動かせました。
「診てもらって良かった。」そう思いました。
「それでは、今日はここまでにして置きましょう。」
その言葉に促されながら、果たして、スムーズに起き上がれるかなと心配しながら、身体を起そうと、自然に頸が持ち上がりました。昨日までは、頸の痛みで、まず足だけを動かし先にベッドから出して、両手で頭を支え、起き上がると同時に片手を放し、その空いた手で何かに掴まなければ起きられませんでしたから。
『やっと、普通の生活に戻れる。』そう、しみじみ思いました。
最後に座位で痛みの確認の最終チェック。
後ろに反らした時、多少痛みが出ましたが、ほとんど動かせなかった頸が、ある程度動かせるようになったのですから、その日は満足。
「先生、明日から仕事できますか。」一番聞きたい質問です。
「出来れば、もう一日、安静にして欲しいです、でも、どうしても、出来ないのならば、職場の人に事情を説明して、出来る限り無理しないように。」
先生のその言葉に、勇気付けられ、大丈夫と何となく思いました。もうこれ以上、仕事を休めませんでしたから。
ところが、施術後、頸の痛みが取れて普通に回るようになったので、つい、しばらくの安静を忘れて、調子に乗って頸を回してしまったのです。そうしたら、また、痛みが再発してしまい、電車を途中で下車して、もう一度、くりはら先生に電話したのです。
くりはら先生に、
「安静にしていなければいけないのに、調子に乗ったらダメですね。」と叱られました。
先生は、気持ち良く、もう一度痛みを取ってくれました。
翌日の仕事は無事に出来ましたか?
工場で車の塗装の業務をしておりますが、その日は、職場の人に事情を話して、塗装用のガンは持たず、脇役に徹しました。
気を付けて、無理をせず仕事をしたせいか痛みはありませんでした。頸も、痛みの恐怖感に脅されながらも、何とか、ゆっくりですが回す事が出来ました。
でも、すごいですよね、。1週間近く、痛みで動かせなかった頸が完全ではないにせよ、動かせるようになったのですから。一時は仕事を休んで入院かと思いましたから。
その日2回目の施術。
すると、仕事を終えてから、また痛みが出て来ました。やはり、緊張から解けたからでしょう。回旋時にも痛みが出て、また、もとに戻った感じでした。
それで、その事を先生に報告。
「仕事の疲れが出たのでしょう。それに、仕事上、無理するなと言っても無理してしまいますから。安静にしていれば良いのですが、仕事はしなければいけませんから。簡単には行きませんよ。」
そう言われて、2回目の施術。
今度は1回目と違って、痛みを避けて恐る恐るの施術ではなく、先生は大分大胆にしていました。少し、大きく動かしても、痛みは出ないと確信していたのでしょう。
施術を受けていても、最初の時と違って、痛みはほとんど無かったです。
施術後、痛みの確認。ほとんどなし。ただ、後方へ頸をずらした時にやや違和感がありました。
でも、明日は塗装用のガンを持っても大丈夫と思いました。
「明日も仕事に出られるのでしょう。くれぐれも無理はしないように。ただ、1日様子を見て、明後日またみせてください。」先生は言います。
それで、1日置いて予約を入れました。
最後に姿勢の事を注意されました。猫背ぎみなので、背筋を伸ばすようにと、背筋を伸ばすストレッチを教えてもらいました。これは、大変助かりました。確かに、猫背が原因で、頸の骨が後方へ反ってしまうのでしょう。気を付けなければいけません。
明日は普通の作業に復帰、明後日に、頸の状態の良い報告が出来ればと思いました。
仕事に復帰していつものように出来ましたか?
仕事場で甘えているばかり行きませんので、2回目の施術の翌日から、普通にガンを持って自動車の塗装に入りました。途中で何度か、くりはら先生に教わったストレッチをしました。痛みの方は心配でしたが、何とか最後までもちました。ただ、仕事が終わった後に、後屈時に痛みが出て来ました。
その翌日も、普通に作業。後屈時の痛みが少し気になりましたが、無事に仕事は終了。すぐに、その足で、くりはら先生へと連絡しました。
3回目の施術。2日間無事に仕事が出来た事を先生に報告。後屈時の痛みも、その施術で取ってもらいました。
とにかく、良かったです。
身体に不安抱えていますと、人生に不安を覚えます。入院して手術など考えられません。
ありがとうございました。
その時は、慌てず、まずは病院に行って検査してもらい、その検査を参考に、長居療法院なごみのくりはら先生に、無痛ゆらし療法で痛みを取ってもらいましょう。
最初は何それ?と思うかもしれませんが、大丈夫です。わたしもこうして痛みが取れました。ほら、右の写真を見ましても、頸がちゃんと回旋しているでしょう。
無痛ゆらし療法にネットで巡り合わなければ、また、ずっと仕事に復帰出来なくて、寝込んでいたのかと思うとぞっとします。
結局3回の施術で完治しました。
それとくりはら先生に頸の痛みを予防する背筋を伸ばすストレッチを教わったのも嬉しかったです。ただ、痛みを取るだけではなく、今後の予防対策も指導してくれるのです。ありがたい事です。
今では、仕事の合間を見て3回目の施術後、くりはら先生から、長居療法院なごみのホームページに患者さんの声として、インタービューを掲載して良いかと申し出がありました。別に断る理由もありません。ただ、写真を撮って、顔がホームページに載るのが少し恥ずかしいかな。
また、突然の痛みが出ましたら、くりはら先生にお願いするつもりです。